韓国の移住労働者運動の中から生まれた映画。2009年、シン・ドンイル監督。
主演は韓国のMWTV(移住労働者放送局)でも活躍しているマブプ(マブブ・アラム)です。MWTVを訪問したことがある人ならきっと会ったことがあるはず。
素人の移住労働者が主演の独立映画なんて、いかにもお手軽っぽいんだけど、いやー、これ、すごいじゃない。制作費はたいしてかけられなかったと思うけど、そんなことを感じさせないほど本格的だし、マブプって、演技もうまいのねー。マブプ自身、映画も撮っている。この映画にもかなりマブプの演出が加えられているんじゃないかと思う。
というのはともかく、これはとてもいい映画だ。特に激しい表現や闘争が出てくるわけじゃない。だけど韓国の移住労働者が置かれた境遇、彼らの生活、故郷への想いと韓国社会への批判などがにじみ出してくる。こうした事情はそのまま日本にもあてはまる。ぜひ多くの人に見てもらいたい。