韓国独立映画 - 今、このままがいい
メディアクトで講師もやっていたプ・ジヨン監督の長編作。2008年の作品だけど、最近のメディアクト弾圧の関係で情報を調べているうちに見つけた。いや、これ、いいですよ。
韓国の伝統的ロードムービーの形の中に、メディアクト的な問題を包み込んだ。
最初の方のシーンを漫然と見てると、後で「しまった」と思う。最初は淡々と流れていくのだけど、しっかり見ておきましょう。
日本もそうなんだけど、それでも韓国の社会は日本社会以上に規範意識が強い。父親は父親、ひたすらマッチョであることを求められ、母親は母親で、良妻賢母であることを求められ、それぞれ自分の役割を演じなければいけない、みたいな。
そんな意識も進歩的な考え方を持つ若い人の中では少しずつ崩壊しつつあって、若い世代だと日本の同世代とほとんど似たような感覚を持っていたりもするんだけれど、韓流ドラマなんかに出てくる家族の姿は、まあ、ドラマ的な誇張があるにせよ、韓国の「ふつーの人たち」が安心して見ていられる「家族」なんだろう。
そんな家族の形に対して、父親のいない異父姉妹、姉はシングルマザーという、徹底的に父親不在の家庭で、シン・ミナ演じる妹が、コン・ヒョジン演じる姉と父親探しの旅に出る(どうでもいいけど、コン・ヒョジョンって何だか好きな女優のひとりです。魚屋のおばさん姿が結構似合ってたんで驚いた)。
面白い映画だと思う。メディアクト的アクティビズムに共感する人なら、絶対見て損はしない。1度見たら、もう1度見たくなる。
新しいコメントの投稿