旧暦カレンダー
今年は関西で年を越した。
で、西宮神社、というか、「えべっさん」に初詣に行った。
関東以外の初詣というのは初めてなのだけど、屋台で売ってるジャンクフードのグレードが関東より高いような気がする。関東の屋台は「他にないし、まあこういうものは雰囲気で食うもんだ」みたいな一種の諦念とともに食べるものだけど、関西の屋台は「ん、うまそうだな、食ってみようか」という気にさせる。
西宮神社は、蛭児命や天照大神と大国主命、須佐之男命といった有名どころの神様が並ぶ格式の高い神社ながら、近世になって民間信仰とごちゃまぜになった庶民的なイメージの神社である。近代には国家神道に取り込まれたりもしたんだろうけど、ヒノキミくささがなくていい。西宮神社なんていうより、やっぱり「えべっさん」である。
境内の屋台でたこ焼きとラーメンを食べていると、暦を売っている屋台が目に入った。前々から欲しかった旧暦の入ったカレンダーをゲット。
アジアの文化と伝統を愛する保守的な私としては、やっぱり暦は旧暦に限ると信じいる。その意味では、新暦の元旦なんて、全然元旦じゃない。その点、中国人や韓国人は旧暦の正月の意味をちゃんと知ってるから偉い。というか、アジアの文化を十把一絡げに投げ捨ててしまった明治の日本人がバカだったのかもしれない。そうまでして西欧列強を追っかけた、追っかけなきゃいけなかった、というのが最近話題の坂上雲史観ってやつなのかね。
ちなみに明治のバカ天皇は、日本の誕生日を変な手抜きで決めたという。本来、日本の誕生日は紀元前何百年かの元旦ということになっているので、旧暦で二千年以上前の元旦を新暦に換算しなきゃいけなかったのだが、さすがに荒唐無稽な神話を本気にしてまじめに計算する気になれなかったのだろう。明治天皇が「神話なんてどうせデタラメ」と思っていたのなら、バカだったのか賢明だったのかよくわからないが、とにかく明治時代の特定の年の旧暦元旦を新暦にして、紀元節とやらにしたという。それが今では建国記念日とかになっているのだけど、まったく無意味な日としか言えない。
明治なんて、そういう類の無理とゴリ押しが横行する時代だったってことだ。
このカレンダーによると、庚寅の元旦は新暦では今年の2月14日である。
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