毎日新聞に掲載される!! MediRテレビ第4弾 「はたらくって何?みかんを食べて語ろーよ!」

12月1日のMediR-TVが毎日新聞に載りました。記者は東海林さん。

映像はこちらから見られます。
http://www.stickam.jp/search/media?media_type=video&search_by=user&user_id=100000027058

◆「働くとは」。若者が語り始めた。 ◇ 派遣、正社員…立場超え共感 月収13万円、遠い自立 「滅私奉公」にため息

 「働くって何だろう?」。そんな疑問を持った若者たちが、胸の奥の思いを語り始めている。若者たちは、少子高齢化が進む中、労働力として期待されながら、派遣労働など不安定な働き方を迫られている。彼ら、彼女らが語る「働く」とは。

 東京・高田馬場のNPO法人「市民メディアセンターMediR(メディアール)」の事務所に12月1日夜、約30人の若者が集まった。正社員から派遣労働者、アルバイト、大学生、大学院生、直接雇用を求め裁判を闘う人まで多様な若者たち。イベント「はたらくって何?~本当は声を大にして言いたいうちらの想い~」の参加者たちだ。アットホームな雰囲気で働くことにまつわるあれこれをみんなで話し合おうという催しで、インターネット中継も行われた。

 口火を切ったのは、昨年末に派遣で働いていた自動車工場で派遣切りに遭って失職し、派遣先に直接雇用を求めて裁判を闘う鈴木重光さん(37)だ。派遣切りに遭い、初めて労働組合に加入した。鈴木さんは「派遣は仕事を切られても仕方がないと思ってきたけれど違う。働き方は変えられるんだ」と語った。失職と同時に住んでいた寮も追い出されそうになったが、労組と共に交渉し、住居を確保した経験を紹介した。

 同じく派遣先に直接雇用を求める20代の元派遣の女性は「労組は最初怖かった」と述べたが、「高い金を払って弁護士を頼むか、金はかからないが頼りない行政に訴えるかしかないと思っていたが、労組という第三の道があった」。ネット中継を見ていた視聴者から「労組って何するの?」などと質問が届き、話は盛り上がった。

 また、大学院の博士課程を中退し、非正規で働く女性は「月25日働いている。休みの日は収入がないからつらい。誰にも肯定してもらえない日々、心も病んでしまう」と訴え、別の女性は「非正規はまじめに働いても月12万~13万円。親から自立した生活を営むことが大変」と厳しい実態を話した。正社員は、すべてを利益に換算されるような働かされ方のやりきれなさや、仕事に生きがいを求めることの難しさなどを語った。アルバイト女性は「非正規でカツカツか、正社員で滅私奉公かのどちらかなのか」とため息を漏らした。
討論が進み、正規、非正規の状況を話し合う中で、働き方に身分制度のような違いがあり、両者が分断されている状況に気付く。鈴木さんは「派遣で働いている時は、人と接しないことが自分を守る方法だと思っていた。今は違う。多くの人とつながることが、問題を解決する方法を見つけ、自分たちを守ることだ」と力を込めた。

 鈴木さんらと共にイベントを企画した大学院生の庄野真代さんは「学生はバイトぐらいしか経験がないので、働くって何かを知りたくて企画した。仕事をしても家賃も払えないような状況に、働くことが怖くもなったが、思いや現実を語りあえて良かった」と述べた。非正規で働く小川ともこさんは「未来を担い、働くことを語るべき若者が、語り、声を上げる場もない。若者たちに場を作り、その声を伝えたい」と語った。鈴木さんらは各地方でイベントを企画する仲間を募集している。問い合わせは鈴木さん(090・1066・2462)。

【東海林智】