カフェイン
コーヒーの種類には、大きく分けてアラビカ種とロブスタ種がある。
アラビカ種はすっきりした酸味があって香りも高く、高級とされている。もちろん値段も高い。
ロブスタ種は苦くて、香りもあまり良くない。安けりゃいいだろ、みたいなコーヒーに使われるという。
ロブスタは、はっきり言ってまずい。どれぐらいまずいかというと、コーヒーの産地でもあるフィリピンではロブスタのレギュラーコーヒーよりネスカフェとかのインスタント・コーヒーの方がうまいと思われていて(実際、そうかもしれない)、値段もレギュラーの方が安かったりする。
しかしロブスタはそんなにまずいかというと、飲むに耐えないほどではない。練乳でコテコテにして飲むベトナム・コーヒーってのは、やっぱりロブスタのしたたかな苦さがあの味を作る。ベトナムに限らずアジアのコーヒーって、莫大な量の砂糖とミルクを投入して飲むのが一般的なんだけど、これはロブスタが主流だからに違いない。
ヨーロッパ風のエスプレッソにもロブスタをブレンドする。パリのカフェで飲むエスプレッソの苦さはロブスタの苦さだ。ちなみに、イタリアのエスプレッソにもロブスタをブレンドするらしいけど、フレンチほどではないという。もっとも、イタリアの安いエスプレッソの粉にはかなりロブスタが混じってるみたいだけど。とにかく、ヨーロッパの街角で飲むエスプレッソの味にはロブスタが欠かせないと思う。
苦いコーヒーが好きだったら、ロブスタをメインにしたブレンドは悪くないと思う。都内のエスニック食品の店でインドネシア産の「インドコーヒー」というインスタント・コーヒーを売ってるけど、これがロブスタ的な苦味で、砂糖とミルクでコテコテにして飲むとB級グルメ的にうまい。
もうひとつ、ロブスタの特徴に、カフェインの含有量がアラビカの倍ぐらいある(らしい)という点がある。
ぼくは比較的カフェインに強くて、寝る前に普通のコーヒーや紅茶を飲んでも、まず眠れなくなるなんてことはないのだけれど、ロブスタはダメ。テキメンに効く。
これを知らずに、インドネシアで買ってきた安いコーヒーをいつもの調子で夜に飲んだら全然眠れなくなってびっくりしたことがある。
とにかく苦くてカフェインたっぷりなので、目覚まし用コーヒーにロブスタは最適なのである。
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