温度計
何だか突然、温度計が欲しくなった。食品の温度を計ることができるやつ。
たとえば、揚げ物の油の温度が170度だとか180度だとか、コーヒー抽出の適温は90度だとか、カプチーノ用のミルクは70度だとか、いろいろ温度の数字は知っていても実際に温度を計る道具がないので「まあ、こんなもんだろ」てな調子でやってきたわけだ。
別に、温度計なんて、無ければ無くてもかまわないとも思う。温度計がなくても天ぷらは揚げられる。しかし、このままだと、油の温度を知らずに人生を終えてしまうのではないかと思うと、なんだかもったいないような気がしてきた。
で、温度計って、どこにでもありそうで、結構見つからない。うちにも100度までの棒型の温度計はあるのだけど、これだと油の温度は計れない。
いろいろ探したら、2900円ぐらいで250度まで計れるデジタル温度計があったのでゲット。
いろんな温度を計ってみた。
うちのコーヒーメーカーの湯温は80度ぐらい。カタログには90度って書いてあったような気がするけど。
温度を計りながらフォームミルクを作ってみると、ぼくがいつもやってるやり方だとミルクの温度が80度を越えていた。「熱いなー」と思ってはいたんだが。温度計を見ながら70度ぐらいで止めるようにすると、やっぱりおいしい。ふむ。
リッツ缶で作ったコーヒーロースターの温度も計ってみたけど、これがなかなか難しい。豆は常に攪拌されているので、豆そのものの温度を計るのは極めて困難だ。缶の中の空気の温度を計ることになるのだが、位置が一定しないのでなかなか正確に計れない。まあ、それでもだいたいの傾向はわかる。缶にアルミ箔でカバーをかぶせると缶の中の温度が上がるのは貴重な発見。ふーむ、カバーをかぶせると温度が上がりにくくなると思っていたんだが。
温度を計りながら温泉卵も作ってみた。湯温が70度を維持するようにしたら...これは温泉卵ではない! 黄身だけがコロンと固まって、まわりはどろどろ。おいしい温泉卵は、最初、ある程度高めの温度で白身をゆるく固めて、黄身の部分の温度が上がる頃には65度ぐらいになっていなければならないようだ。
パスタを塩水で茹でるのは、塩味を含ませるというだけじゃなく、塩水にすることで純水よりも高温で茹でられるからいいんだという。たっぷりの水に塩をひとつかみぶち込んでスパゲティを茹でてみた。しかし、あんなに塩をたっぷり入れた割には温度は上がらない。ボコボコ沸き立つ湯に突っ込んだ温度計の表示はぴったり100度だった。どうしてだろう?
冷蔵庫は上段は温度が高く、下段は温度が低いという。計ってみたら、少なくともウチの冷蔵庫ではそれはウソだった。上の段に冷気の吹き出し口があるからか上も下も5度ぐらい。ドアポケットは7度ぐらい。ふーむ。
…という調子で、手当たり次第に身の回りの温度を計ってまわっているのだけど、なかなか面白いです。
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