インターネット・ラジオ 1. 配信の種類
「ネットラジオ」、つまりインターネットで聞くラジオ放送のことだけれど、これが結構いろんな種類がある。
だから単に「ネットラジオ」と言っただけでは、それぞれ別の「ネットラジオ」を考えていて、話が通じないこともあるかもれしない。
それは困るので、ネットラジオについての説明を、何回かにわけて書くことにしよう。
まず、ネットラジオを聞くには、インターネットの接続が必要で、ネットラジオが受信できるソフトも必要だ。つまり、まさかとは思うけど、普通のFMやAMのラジオをネットにつないでもネットラジオを聴くことはできないということ。
どんなソフトが必要かは別の回に書くとして、ネットラジオには大きく分けて2種類の放送がある。
1つはストリーミング。
1つはオン・デマンド。
ストリーミングのネットラジオも、オン・デマンドのコンテンツを用意していたり、Webサイトと連携していたり、あえて付け加えるとすれば、オン・デマンドの応用でPodcastというのがある。
種類はいろいろだけれど、まあ、だいたいストリーミングとオン・デマンドが基本、最近はPodcastも使われると思えばいい。
さてストリーミングは、英語のstreamingのカタカナ語。垂れ流しとか、流しっぱなしいうような意味だ。
つまり普通のラジオ放送と同じように、ある番組は特定の時間にしか聴くことができない。リスナーは、そのネットラジオに接続すると、その時に流している番組を聴くことができる。番組を選ぶことはできない。
24時間連続放送だとか、ライブで現場から中継、なんてときにはストリーミングが欠かせない。BGMに音楽を流しっぱなしにするような場合も、勝手にどんどん音楽をかけてくれるストリーミングが有利である。
オン・デマンドは、英語ならon demand、つまり要求があれば、要求に応じてというような意味。だから、いつでもリスナーが自分の好きな番組を選べる。YouTubeのビデオを選んで見るのと同じような雰囲気だ。
しかしオン・デマンドでは、あらかじめファイルを作成しなければならないので、現在進行形のライブ中継などはオン・デマンドではできない。
さてPodcastは、オン・デマンドの応用である。聴きたい番組をダウンロードして、パソコンやアップルのiPodなどの携帯プレーヤで聴くというもの。普通のオン・デマンド型ネットラジオは、ブラウザで番組を選び、パソコンで聞くということになるけれど、PodcastはiTunesのような専用ソフトが勝手に新しい番組をダウンロードし、iPodをつないだら内容を更新してくれる。
ストリーミングとオン・デマンドは、それぞれ得意・不得意があるが、本格的なネットラジオだとメインはストリーミング。
個人レベルで趣味的に作っているネットラジオだとオン・デマンドが多い。ストリーミングは、専用のストリーミング・サーバが必要だが、オン・デマンドなら一般的なWebサーバでできるので手軽だ。Podcastも普通のWebサーバでできるのだが、Podcast専用のデータを作る必要があるので、オン・デマンドよりちょっと面倒だ。Podcastをするには、事実上、専用のデータを自動的に生成してくれる機能がついたWebサーバが必要ということになる。
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