市民メディアが社会を変えるんだろうか
NHK BSで「市民発ニュースが社会を変える」という番組をやっていた。米国のDemocracy Now!、韓国のカラーTVが出てた。
いわゆる「市民メディア」とやらにNHKが注目する時代。放送の案内がメールで流れて来たので、久々にNHKを見てしまった。
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「市民メディア」という大きなテーマを50分の枠に入れようというのだから、なかなか大変だったと思う。番組ではインターネットの動画配信に絞ってDN!とカラーTVを追っかけていたのだけど、市民メディアを知らない人には新鮮な驚きを与えたかもしれない。でも「市民メディア」とやらにかかわっている人だったら、おそらく、何となく消化不良っぽいモヤモヤ感を感じたんじゃないか。
番組を要約すれば、「米国にはDN!というすごい市民メディアがある」、「韓国では市民のインターネット中継が社会を動かす」ということなんだけど、そりゃ、違うだろという感が拭えない。
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DN!にしてもカラーTVにしても、インターネットなどでの動画放送は、現在、目に見えている結果に過ぎない。
DN!はインターネットのおかげで視聴者を広げたかもしれないけれど、本来、ラジオやケーブルのPAから始まった。番組ではその辺、さらっと流してしまっていたけど、ぼくはここが重要な部分だと思ってる。そして「寄付」が日常になっている米国の市民活動や、旧メディアで活躍していた独立ジャーナリストだとか、IMCだとか、公共のメディアセンターやNHKなんかとは違う「公共放送局」の存在だとか、そんな背景の中から誕生したのがDN!であって、DN!がいい番組を作れるのは「インターネットが動画を流せるようになったから」ではないし、「技術の進歩」のおかげでもない。
カラーTVをはじめとする韓国の「市民メディア」(「市民メディア」なんて呼ぶと連中怒るだろーなー)は、DN!と比べればインターネットの比重は大きいけれど、「市民メディア」が中継したから社会が変わるというよりは、社会が動こうとしているところに草の根の中継が入って、変革への動きに加速をつけたと見るべきなんじゃないかと思う。ちなみに、カラーTVの場合、いわゆる「市民メディア」と言われると、むむ... 経費は寄付でまかなっているというけど、あそこはかなり政治的な存在なので、DN!と並べてしまうとかなり違和感があったりする。
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最後の方のネット規制の話題も、何だか取ってつけたような印象だけど、あるいはどこかから「負の側面にも触れろ」と言われてあわててつけたんじゃないかとも思うぐらいだ。時間の関係もあるんだろうけど、わかりやすさ優先でプライバシーの問題に注目したのかな。
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まあ、NHKの番組なんだから、この程度でも仕方ないかと思う。日本にも本当の公共放送があれば、と思う今日この頃。
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| 市民メディア | 293.56 MB |
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