MediRと「メディア・アクティビズム」

2月27日2009年

MediR事務局のM君が「メディア・アクティビズムについての講座をやろう」と言っていた。
講座にするかどうかはともかく、いいところに目を付けたと思う。

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「メディア・アクティビズム」という言葉はよく聞くけれど、日本の場合、ただビデオをインターネットで流すだけで「メディア・アクティビズム」になっちゃったりする。それも一部ではあるのだけれど。
MediRも「メディア・アクティビズム」に対して積極的であろうとしているようだけど、方向性が定まらないのは、おそらくMediRのスタッフの中で「メディア・アクティビズム」が十分に消化されていないからだろうし、世間一般に「メディア・アクティビズム」の理解が浸透していないからでもあるだろう。
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MediRもまた一種のメディア・アクティビズムではある。ただ、MediRには、本来メディア・アクティビズムが持つべきパースペクティブが欠けているし、MediRがメディア・アクティビスト集団であるべきかどうかは、また別の話。
しかし、MediRのような活動の現場から「メディア・アクティビズムって何だろう」という素朴な疑問が出てきたのは頼もしい限りだ。ソニーのDVカムでビデオを撮って、Windows上のAdobe製品で編集して、YouTubeにビデオクリップをアップロードして、というのは、いわばMediRの講座の獲得目標みたいなものなのだけど、それがメディア・アクティビズムだなんて言うんだったら笑ってしまう...のだが、それが笑えないのが日本の「メディア・アクティビズム」のお寒い現状なのだ。
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しかし、それじゃ日本に「メディア・アクティビズム」がないのかというと、そんなことはない。古くから、多くの先輩たちがさまざまな制約の中で活動してきた。映画の世界でも、戦後まもない頃の東宝争議なんかも一種のメディア・アクティビズムだったのだろうし、ATGの作品群、寺山修司の実験映画なんかもメディア・アクティビズムだったのだろうし、ミニFMやパソコン通信なんてのも当時のメディア・アクティビズムだった。
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「メディア・アクティビズム」という言葉は、あいまいだ。性質の異なるいくつかの活動について同じ「メディア・アクティビズム」という言葉が使われる。しかし名は体を表すってやつで、「メディア・アクティビズム」という概念はそうしたさまざまな活動が共通して持つ方向性、共通して持つ価値観を示している。
そんな方向性、価値観を意識する人々が「メディア・アクティビスト」であり、彼らが実践する活動が「メディア・アクティビズム」なんだと思う。

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