Webサイト構築のポイント - Eコマース型サイトについて

2月16日2009年

Eコマース型サイトというと、典型的には楽天みたいなオンライン・ショップのサイトになる。 このタイプのサイトは、あまり非営利団体や市民運動とは関係なさそうな気がするかもしれないが、実はこのMediRのサイトなども、Eコマース型に分類できる。「Eコマース型」という名前は、あくまでも便宜的な名前だと思ってほしい。

このEコマース型サイトが前に書いた情報提供型サイトと違う部分は、サイトの目的である。 また、主に不特定多数の匿名ユーザーに対して情報を提供する情報提供型と異なり、訪問者の質や、「入り口」が異なる。

Eコマース型サイトについて

オンライン・ショップの最終的な目的は、その店で何かの商品を買ってもらうこと。そのためには顧客に来てもらわなければならないが、いくら客が来てもウィンドウ・ショッピングだけで帰られては商売にならない。 MediRのサイトも、さまざまな情報を提供するものの、最終的にはMediRの講習会に参加してもらうとか、会員になってもらうとか、活動に参加してもらうといった具体的なアクションを得ることが目的だ。そして、最終的なアクションに誘導するプロセスは、まさにオンライン・ショップが「購入ボタン」をクリックしてもらうまでのプロセスとほとんど同じで、したがってサイトの作り方もオンライン・ショップの構成と同じようなものになる。
Eコマース型サイトでは、言うまでもなく、まず、そのサイトが「販売する商品」についての詳しい説明が必要だ。MediRなら、講習会の内容や、その内容が他の講習会と比べてどこがどのように優れているのか、講習を受けることでどのようなメリットがあるのかなどを具体的に説明することになる。 もちろん、申し込みのページ、オンライン・ショップなら「カート」に相当するようなシステムもあった方がいい。
しかし、単にショップの形を整えただけでは不十分。このタイプのサイトは、常連もさることながら、検索サイトなどから飛んでくる「一見さん」をうまく捕まえて、われわれが提供するサービスに対する具体的なアクションを誘導しなければならない。 そのためには、そのサイトが提供するサービスに関するさまざまな一般的情報を掲載したり、関連するテーマのブログを作ることによって、そのサイトが提供するサービスを探しているユーザーを呼び込むわけだ。 また、すでにそのサイトの「顧客」となっている、いわば「常連さん」のための情報も用意しておく必要がある。MediRのサイトなら、イベントや講座の案内、報告、その他メディア関連の各種の情報だ。
問題は、これらの情報の配置である。 前に、訪問者によって「入り口」が異なると書いたが、つまり「一見さん」の多くは検索サイトなどからダイレクトに関連のありそうなページに飛んでくる。それに対して、「常連さん」はホームページが入り口になることが多い。 「一見さん」をしっかり取り込むためには、「入り口」になるページに適切な関連情報やリンクを配置して、そのサイトの目的となるアクションに誘導することを考えなければならない。 また、「常連さん」のために、ホームページには適切な最新情報を適宜掲載していく必要がある。 つまり、サイトを構成するにあたり、「一見さん」と「常連さん」の両方への目配りが欠かせない。
サイトの分析も、上記のような点を踏まえて、二種類の訪問者に対して適切な情報提供が行われているか、目的のアクションのページへの誘導はきちんとできているか、などの点に注目する。 特に、「入り口」と「出口」の分析は重要だが、これができていないサイトはとても多い。その結果、特に市民運動のサイトなどではホームページにごちゃごちゃと情報を並べて、とにかくホームページに来てくれ、みたいなサイトになってしまう。 とにかくEコマース型のポイントは、ホームページに頼らないことだ。

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